清瀬いんどう歯科|清瀬市松山の歯医者・歯科|ブログ

当院では患者様が5年後・10年後、その先も自分の歯でお食事などを楽しめるように正しい歯磨きの方法や個人に合わせた治療内容で健康なお口をサポートいたします。

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歯列接触癖

こんにちは、清瀬いんどう歯科の佐藤です|ω・)

歯列接触癖(TCH)は中々聞き慣れない言葉ですがご存知でしょうか?💡

通常、上下の歯は離れていて、噛み合ったり飲食の時と話す時に接触します。

それは1日のうち合計20分間以下だと言われていて、そのほかの時間は、

上下の歯の間には1~3mm程度の隙間があります。

TCHとは、無意識のうちに上の歯と下の歯を接触させ続けてしまう癖です😱

強い力ではありませんが、長時間上下の歯が接触している状態が続くので、

お口の中に様々な悪影響を与えるリスクがあります⚠

集中している時や緊張しているときなどに、無意識に歯にグッと力を込めてしまう…

そんな自覚のある方は要注意です⚡

【TCHによって起こる悪影響】

*奥歯や前歯がすり減る

本来、歯の先端は細かな山形になっていますが、その部分が削れて

スパッと切ったようなフラットな形状になってしまいます。

*知覚過敏になる

TCHによって歯に過剰な力がかかると、歯の表面を覆う結晶部分や

エナメル質が剥がれていきます。それが悪化すると、その下にある

象牙質がむき出しになってしまいます。象牙質への刺激は神経に伝わるため、

歯ブラシが当たったり冷たいものや熱いものが触れると知覚過敏が生じるようになります。

*エラが張る

歯ぎしりをすると口まわりの筋肉に強い負荷がかかります。

睡眠中に歯ぎしりをしている人は、例えるなら咬筋の筋トレを一晩中しているような状態で、

そうすると咬筋や下あごの骨が発達し、エラが張ってくることがあります😴💤

*歯の被せ物や仮歯などが取れやすくなる

歯ぎしりで歯などに強い負荷がかかると、歯科医院で作った仮歯や被せ物などが

取れやすくなり、インプラントをしている方は、金具が外れたり取れやすくなります。

*頭痛や肩こりにつながる

歯ぎしりによって咬筋などの筋肉に過剰な負荷がかかっていると、

それらの筋肉に繋がっている首や肩まわり・こめかみなどの筋肉にも

炎症が起きやすくなり、その結果、頭痛や肩こりの症状が出ます。

*歯の位置が移動する・歯並びが変化する

歯と歯が強く擦れ合ったりぶつかりあったりすると、歯が揺れ動きやすくなる為、

歯並びが悪くなったり、歯の位置が動いたりすることが考えられます。

特に50代以上の方は歯周病の併発に伴い、こういった症状が出やすくなります🦷

*歯周病の悪化につながる

歯ぎしりをすると、歯根や歯茎・あごの骨など歯を支えている土台部分にも

大きな負荷がかかります。そうなると歯がぐらついて歯と歯茎の隙間が広がり、

細菌が入り込みやすい状態になり、その結果、歯周病の悪化を招く恐れがあります。

*顎関節症の原因になる

歯ぎしりをすると下あごが前後・左右に動き、顎関節に負担がかかります。

このような状態が続くと、顎関節症の原因となることがあります。

*口内で下顎や上顎の骨が膨らんだり出っ張ったりする

歯ぎしりの強い力が歯にかかると、上顎や下顎の骨が隆起することがあります。

口の中を指で触ると、下顎の内側や上顎の真ん中あたりにゴツゴツとした膨らみが

確認できるようになります。TCHの予防としては、歯科医院でマウスピースを作製し、

就寝時に上の歯にマウスピースを装着すると歯への負担を軽減できます✨

📢TCHのことや歯のことで何か気になることがありましたら、

お気軽にご質問ください❕(*^-^*)

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