こんにちは、清瀬いんどう歯科の田中です(^.^)
前回は「縄文~弥生時代」と「奈良~鎌倉時代」の
歯科事情についてお話しました
今回は「江戸時代」と「明治時代」の歯科事情についてです
【江戸時代】
江戸時代での基本的な治療法は「抜歯」です
麻酔もなくそのまま抜くので、痛さゆえ失神する人も多く、
また裕福な人々は治療できても、庶民と呼ばれる人々は
医師にかかれなかったため以下のような方法で
痛みを和らげていました
神社への参拝・奉納・御払い・願掛け
守り札・病封じ(祈祷師による呪術)
鍼・灸
家伝薬・売薬・漢方
当時の人々の口腔衛生管理は現代に比べて低く知識も少なかったため、
むし歯や歯周病で歯を失う人が多かったようです
また、諸説ありますがこの時代の死因トップは
むし歯を放置したことによる敗血症ではないかと言われています
【明治時代】
明治時代初期は近代歯科医学の転換期です
というのも、明治時代の初め頃まで日本に歯科医師はいなかったので
それまでは独自の経験則で治療を行っていました
明治7年(1874年)になると医制が公布され、
医師でないものは歯科医療に携わることができなくなります
翌年に実施された第一回試験に「小幡英之助」が合格し
日本で最初の歯科医師が誕生しました
それまで、虫歯の治療法は麻酔なしの抜歯がメインでしたが、
明治末期になると局所麻酔を使用し、
痛みなく抜歯ができるようになりました
この麻酔の登場により治療環境がガラリと変わったといえます
様々な時代の歯科事情いかがだったでしょうか
時代がどんどん進んでいるのを感じられて面白いですよね(*^-^*)♪
みなさんのご来院お待ちしております
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