清瀬いんどう歯科|清瀬市松山の歯医者・歯科|ブログ

当院では患者様が5年後・10年後、その先も自分の歯でお食事などを楽しめるように正しい歯磨きの方法や個人に合わせた治療内容で健康なお口をサポートいたします。

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抜歯後に治療を放置するデメリット

こんにちは、清瀬いんどう歯科の田中です(^.^)

人の歯は親知らずを除く上下14本ずつ、合計28本の歯が全て揃っていると

理想的な状態ですが、重度の虫歯や歯周病、根が割れてしまった等により、

抜歯されているケースがあります。

💡虫歯による抜歯で最も多いのは6番目の歯の抜歯です💡

「6歳臼歯」と呼ばれ6歳頃から長い間、口腔内で活躍する歯です❕

歯を抜いてそのままにしておいても、痛みが出たり、腫れるわけではありません。

奥歯が1本抜歯になったとしても、大きく口を開けなければ見た目に違和感もなく、

食事も会話も不自由はしないかもしれません。むしろ痛みを伴い保存不可能な状態からの

抜歯の場合であれば、痛みから解放されて喜ばしいと思う方もいらっしゃると思います。

結果、そのような理由から、抜歯後放置してしまう方がいらっしゃいます…😢

しかし、そのままにしておくと様々な問題が出てきていまうのです(>_<)💦

それは、すぐに起きるものではありませんが、じわじわと時間をかけて、

最終的に大きなトラブルとなって襲いかかってくる可能性があります。

歯は指のように1本1本独自に動くことはありませんが1本1本に役割があり、

それぞれが役割を果たすことでお口全体が機能し、バランスが取れています。

【歯の欠損による口腔内の悪化】

*対合歯の挺出 (抜けた歯と噛み合っていた歯が抜けた歯のスペースに伸びてくる)

上下の歯は互いから絶えず刺激を受け続けることによってその場に留まっています。

しかし、抜歯により刺激を受けることがなくなってしまうと、空いたスペースに歯が

伸びてきてしまいます。「伸びてくる」とは、歯の長さが長くなるのではなく、

骨の中に埋まっていた歯根ごと出てくるということで、長い年月をかけて

反対の歯茎まで伸びてきてしまう場合もあります。

*隣接歯の傾斜 (抜けた歯の両隣の歯が抜けた歯のスペースに動き、傾いてくる)

例えば5番目の歯を抜歯してそのまま放置した場合、6番目の歯が手前に傾いてきます。

そのまま長期間放置しておくとさらに奥の歯も傾いてきてしまいます😱

*噛み合わせの変化

対合歯の挺出、隣接歯の傾斜により噛み合わせのバランスが崩れ、不調和が起こります。

噛み合わせの変化により顎の位置自体が偏位し、顎関節に症状が出る場合もあります。

*歯の破折

お口の中には上下左右2本ずつ、合計8本の大きな奥歯(大臼歯)がありますが、

一部の大臼歯の噛み合わせがなくなることによって、他の残った大臼歯に

過度な負担がかかり、歯が割れてしまうことがあります。

*姿勢の変化・体の不調

噛み合わせの変化から顎の位置にズレが生じ、頭蓋骨の位置にまで

影響を及ぼすことがあります。頭は体の中で一番重く、5〜6㎏あります。

頭蓋骨の位置に偏りが生じると、重い頭を支えるために一部の筋肉が緊張し肩こりや

首こり・背中の張りなど、体のだるさが生じる場合があり、姿勢の悪化にもつながります。

*咀嚼障害
噛み合わせの変化により食べ物を上手く咀嚼できない状態が続くと、

胃腸に負担がかかります。

* 滑舌が悪くなる

歯のない部分から空気が漏れ、発音が不明瞭になることがあります。

*見た目が悪くなる

歯の挺出、傾斜により、見た目が悪化します。

*歯茎の位置が下がる

歯の根の周りで歯を支えていた骨(歯槽骨)が機能しなくなり、

高さ・幅共に骨量が減少してしまい、歯槽骨の周りにある歯茎の位置も下がります。

*顔の輪郭が変化したり、シワが増える

歯の喪失、歯槽骨の減少、歯茎の低下によって頬がこけて見えてしまうことがあります。

また、前歯部の場合は口元のボリュームが減り法令線が深くなります。

📢「忙しくて通院できなかった」「抜歯して痛みがなくなったから良しとした」

という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、抜歯後にそのまま放置してしまうと

デメリットが沢山あります。すでに抜歯後、数年・数十年経ってしまった方も

最善の治療をご提案することが可能ですので、諦めずにご相談くださいね😊✨

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