こんにちは、清瀬いんどう歯科の田中です(^.^)
乳歯は永久歯に比べると虫歯になりやすく、
進行が早いと前回お話しましたが、
では、虫歯の原因は何なのか
それは唾液です
食器やスプーン・箸の共用や口移しなどが原因で、
大人の口腔内に存在している虫歯菌が
お子さんの口腔内へと侵入し虫歯が発生します
特に乳歯が虫歯に感染しやすいのは、感染の窓と呼ばれる
生後19~31ヶ月(1歳7ヶ月~2歳7ヶ月)の時期です
この時期を乗り越えれば、それ以降は虫歯に感染しにくくなります
しかし、虫歯になってしまい虫歯を放置すると様々な悪影響を及ぼします
①偏食になりやすい
虫歯により噛む時に痛みを感じたり、噛みにくさがあると
固い食べ物を避けるようになるなど偏食になりやすくなります
②顎が十分に発達しない
虫歯によりうまく噛めなくなることは、
顎の発達にも悪影響を及ぼします
咀嚼回数の減少により、噛む力の発達や顎の発達を妨げます
③虫歯のリスクが高まる
虫歯を放置していると、お口の中で細菌が増え続けます
お口の中に細菌が多くなると、他のはが虫歯になるリスクが高くなります
④永久歯の歯並び
虫歯によって早期に乳歯を失い、両隣の歯が傾いてしまうと
永久歯が生えてくるのに十分なスペースがなくなり、
歯並びが乱れてしまいます
⑤永久歯の発育を妨げる
乳歯の虫歯が進行し歯髄にまで達すると、
乳歯の下で育っている永久歯の発育に悪影響を及ぼします
また、変色や凹みのある永久歯が生えてくる場合もあります
このように、いずれ永久歯に生え変わるからといって
虫歯を放置すると様々な悪影響があるので
乳歯のうちからお口の健康づくりを徹底することが大切となります
乳歯の虫歯を予防するには、家族全員の口腔ケアが必要です
そして乳歯から永久歯へと生え変わる時期は、
歯並びが悪くブラッシングがしにくい時期ですので、
奥歯の溝や前歯の磨き残しに注意しながら
虫歯の原因となる歯垢をしっかり落としましょう
小さなお子さんは1人では十分に磨けない場合もありますので
必ず仕上げ磨きを行ってあげてください
また、歯磨きの仕方が不安な場合はお気軽にご相談ください
当院ではフッ素塗布も行っております
フッ素を活用することで、より高い虫歯予防効果が得られますよ♪
是非ご家族で検診へいらしてください
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