こんにちは、清瀬いんどう歯科の田中です(^.^)
“智歯周囲炎”あまり聞き覚えのない名前ですよね😮
智歯(ちし)とは第3大臼歯、つまり親知らずのことを指します。
智歯周囲炎とは親知らずの周りの歯茎に起きた炎症のことを言い、
歯肉の腫れや痛みだけでなく、お口が開かなくなることもあります。
【智歯周囲炎の原因】
親知らずがまっすぐに生えてこないことと、前の歯との間に
隙間ができ、汚れが溜まりやすくなってしまいます。
その為細菌が増え、炎症が起きてしまいます。
親知らずは、顎の1番奥に位置しているので、生えてくるスペースが
足りず、正常に生えてこないことが多いです。傾斜して生えたり
途中までしか生えてこなかったりすると、親知らずの上に
歯肉が被った状態になります。
【智歯周囲炎の主な症状】
✔歯肉が腫れる
✔開口障害(お口が開けにくくなる)
✔顎のリンパ節が腫れる
✔触れると痛みが生じる
✔歯茎から膿が出る
✔ものを飲み込む時に痛みを生じる
✔何もしていなくてもずきずきと痛みを感じる
智歯周囲炎は段階的に症状が悪化します。
ひどくなると、顔が腫れたり発熱・倦怠感といった
全身症状が起こる場合もあります。
【智歯周囲炎が重症化してしまうと…】
頸部の膨張によって呼吸困難に陥るなど重篤な症状を
引き起こすことも考えられます。また、体調が悪い時や
免疫力が低下している時は、智歯周囲炎が進行しやすいです😣
【智歯周囲炎の治療方法】
軽度の智歯周囲炎は、炎症が起きている場所の洗浄や
抗菌薬の服用によって症状を改善できますが、進行して
重度になると入院治療が必要になる場合があります。
また症状が改善しても、繰り返し炎症が起こる場合が多い為
抜歯をオススメすることがあります。症状が強い場合だと
麻酔が効きにくかったり、炎症が悪化することがあるので、
炎症が治るまでは抜歯は行わず、痛み止めや抗菌薬によって
炎症を抑えることが優先されます❕
【智歯周囲炎を予防するには】
1番の予防は親知らずを抜歯することですが、細菌や汚れが
溜まらないようにすることも予防につながります。
親知らず周辺に汚れが溜まりやすいのは、親知らずの生え方だけでなく
歯ブラシが届きにくいことにも理由があります。その為、ブラッシングの
仕方を見直し、親知らず付近だけでなく、お口中全体のケアを
しっかり行うことが大切になります🦷✨
親知らずは智歯周囲炎を始め、様々なトラブルの原因になります。
レントゲンで親知らずの有無や生え方を確認できますので、
現在歯がどういう状態なのか・気になる症状がある場合には
お気軽にご相談ください(*^-^*)
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